atelier Schopのこぼれ話

ハンドメイド作家のこぼれ話

商品紹介『青薔薇のガラスの靴イヤリング』

青薔薇のガラスの靴

 今月二回目の投稿となります、schop(スコップ)です!

 本日は商品紹介ということで、新商品である『青薔薇のガラスの靴イヤリング』を紹介します。

こちらですね。パシャリと撮ってまいりました。

 さて、前回はビーズ刺繍で髪飾りの試作品を作っていたのですが、ここらでお一つ耳飾りを作成したくなりまして自分の作品でよく検索されているワードで絞って考えました。そうしたら六月ということもありまして、ガラスの靴が検索ワードでよく使用されていました。

↑以前作成したガラスの靴耳飾り

 そこで第一のキーワードは「ガラスの靴」。そこからおそらくジューンブライドが関係あるのかなという予測をしました。そしてそこから「青」というように色も絞りました。さらに装飾が欲しくて、結婚に縁起の良い花を調べて青薔薇を選択しました。

 青といっても様々な濃度や彩度の青があるわけで、カラーにこだわってみました。薔薇とガラスの靴の間の丸いビーズもレジンで1から作り、穴あけも自分でしました。真っ直ぐ穴を開けることがかなり難しかったです。その甲斐あってイメージ通りの色になりました!

なんでジューンブライドが青?

 ジューンブライドで予想して、なぜキーワードが青なのか。それはサムシングフォーという西洋の伝統・おまじないから連想しました。

 サムシングフォー とは花嫁さんがサムシングフォーに該当するものを身につけて結婚式をすると幸せになるというものですね。

 その四つの持ち物とは

  • サムシングニュー→新しいもの
  • サムシングオールド→受け継がれている もの。(例として祖母から受け継いだ耳飾りなど)
  • サムシングボロー→借りたもの。幸せな結婚生活をしている方からハンカチなどを借りてあやかるなど。
  • サムシングブルー→青いものを身につける。

この四つです。そこから連想して青いものというキーワードを入れました。

 サムシングブルーに該当してかつ縁起がいいので青薔薇を採用したわけですが、青薔薇には「奇跡」「神の祝福」という意味があって、ジューンブライドにあやかるにはいい花言葉だなと思いまして採用!!!

 ちなみに、ジューンブライドは六月。これはJuneは読み替えるとユノ。ユノはローマ神話の読み方ですがギリシャ神話に直すとヘラ。ゼウスの奥さんです。ヘラは既婚者を守護する結婚と出産の神様です。ヘラの司る6月に結婚すると幸せになるという考え方はここからきています。

 ギリシャ神話が大好きな私はこのジューンブライドについてとてもウキウキするしみんな幸せになーあれ⭐︎と思っているのでみんな幸せになって…(>人<)

 神の祝福、奇跡、幸せへの縁を結ぶガラスの靴、これらは結婚でなくても縁起がいいなって思います。今は結婚イコール幸せという時代でもありませんし、おしゃれして歩いて、自分なりの幸せを享受してみんな幸せでいてほしいし、そのお手伝いができたら幸いでございます。そんな思いで作成しました。これはイヤリングなので後日ピアスも作成してみます!

 

余談:靴モチーフ

 良い靴は良い場所へ運んでくれるという言葉がございまして、おしゃれをする、良い品物を身につける時には足元こそ金をかけろといいます。

 それって足で移動することの多いイメージのファンタジーでもそうだよねと思います。使用頻度が高すぎるものですものね。

 お金持ちのお嬢様だと室内履きの柔らかな靴を履き、冒険者は頑丈で通気性能良いゴツメのブーツを履く。綺麗な靴のモチーフってきっと町娘さんにも需要あるんじゃないかな?普段履きだと実用性重視ですから。靴一つでも、色々想像が膨らむなぁと思う今日この頃なのでした。

 

🔗リンク集